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序章 新たなる天使

シャトヤーン・・・・。」
「白き月・・・。」
「恨み・・・。」
「破壊・・・。」
「混沌・・・。」
「調伏・・・。」
「滅するもの・・・。」
「来る・・・。」





そのころ、白き月・・・。
「みなさん、今日も・・・。」
『ビクッ』
「どうなさったのですか、シャトヤーン様?」
「いえ、なんでもありません。」
『エンジェル隊の皆さん』





「今日もお仕事疲れたです〜。」
「お疲れ様ですわ、ミルフィーさん。」
「そうだね〜、今日は司令官殿に何かおごってもらおうか?」
「あっ、それサンセ〜☆」
「仕事とは、本来そういうものを求めるもではないと思うのですが・・・・それもいいと思います。・・・」
「兄さまに、あまりたからないでね。クリスマスなんかは、いつも泣いてるんだから。」
「気にしない気にしない。あいつも好きでやってるんだから。」
「そうですわ、ちとせさん。別にわたくしたちは、タクトさんをイジメているわけでないのですわ。」
「たしかにそうだね〜。司令官殿はいいって言っても、赤提灯のお代を、払ってくれるし。」
「兄さまは優しすぎるんです。」
「まあいいじゃない、行きましょ。」





ブリッジの方から6人やってきた。新顔のようだ。
さっ

「だれだろう?」
「さあ?」
「新しく配属されたのではないでしょうか
?






「で、ですがルフト宰相!?!?
「命令不履行は許さん。」
「これはシヴァ皇王のご意向なのだ。では、よろしく頼むぞ。タクト司令」
「はっ。」
「うむ。」
『ぴっ』
「ふ〜、タクト。お前とことんきつい仕事に好かれてるな。」
「まあ良いじゃないか。可愛い子が増えるんだし。」
「とは言っても、一気に又6人だぞ。しかも、エンジェル隊の二つ目を創れと言うんだからな。まあ、お前が良いならいいんだが。」
「あたしが、困ります〜。だって・・・。」『ちらっ。』
「????????なんだ???????」
相も変わらずコイツは、ハ〜。
「んも〜、いいですか副指令!!いえ、レスターさん。少しは女の子の気持ちをですね〜・・・。」
「あひゃっ、や、やめてってばココ〜。」
「いいえ、ここは引きません。あなたもそうですよアルモ。煮え切らない態度は―」
ココは最後までいえなかった。
カタッ
ブリッジ要員の全員がそちらを向く。
「新しいエンジェル隊ってどういうことよ、タクト!!
「タクトさん!?!?
「きっちり答えてもらうよ、司令官殿。」
「そうですわ。」
「いや、これは・・・。」
「問答無用ですわ。」
「私達が頼りない・・・のですか?」
「兄さまっ!!
「ルフト宰相の命令なんだよ。と同時に、陛下の、意向だって。」
「皇子の?」
「こ〜ら、ミルフィー。いつまで、皇子って呼ぶのさ。」
「あ、ごめんなさ〜い。」
「さて、話を戻そう。どういうことなんだい?」
「ああ、お告げだそうだ。シャトヤーン様の・・・。」
『シャトヤーン様の?』はからずも、全員の声がそろった。
「皇国に新たな危機が迫っているそうだ。」
「危機・・・ですか?」
「ああ、それで今日新たに配属になった天使たちなんだが・・・。」
『シャッ』
『スターエンジェル隊そろいました』
「です。」
「わ。」
「・・・。」
「よ〜。」
「揃ったぜ。」
「が、なにか。」
「ああ、こちらがムーンエンジェル隊だ。エンジェル隊の諸君、こちらが新たに配属となったスターエンジェル隊だ。」
「先輩方よろしくです〜。」
「よろしく。」
「お願いします・・・。」
「お願いします〜。」
「よろしく頼むぜ。」
「よろしくお願いします。」
「じゃあ自己紹介をしてくれ。」
「じゃああたしからしていい?あたしは、シーラ・マルゴーっていいます。軍の方々に言わせればニュータイプなんだそうです。よろしくお願いしま〜す。」
ミルフィー2号だ!?!?
「ネクタル・ルヴィアンと申します。よろしく。」
か、可愛い!!
「シャルロット・R・ルリジューズです・・・。」
Naviさんのキャラ。
「桜華・フランボワーズです。お姉ちゃんがいつもお世話になっております。皆さんどうぞよろしくお願いします。」
蘭花の妹来た〜。
「クッティーナ・R(リシュテイン)・シュバルテュだ。リシュって呼んでくれ。」
おお、運動系だ。空手?
「ロマネ・タロッサ・コンティでといいます。お見知りおきを。」
皇国の上級貴族の娘・・・。ミントと同じパターンか?
「じゃあ今度は、ムーンエンジェル隊の皆自己紹介をしてくれ。」
「はいは〜い。ミルフィーユ・桜葉です。ラッキースター・ロードのパイロットです。よろしく〜。あ、階級は中佐よ。でも、呼ぶときはミルフィーでいいわ。」
あいかわらず、お気楽能天気なミルフィーに、
「蘭花・フランボワーズよ。カンフーマスターのパイロットよ。」
うあ、相変わらず新人に素っ気ねえ。占い好きの蘭花さん・・・あれ、カンフーマスターって?
「うるっさいわね?昇格したのよ。免許皆伝に継ぐ、奥義伝授よ。」
びく!?!?
「あれ〜、蘭花〜。誰に怒ってるの?」
「ちょっとね・・・外野に。」
「お次は私ですわね。ミント・ブラマンシュと申します。マジックマスターのパイロットですわ。階級は、中佐ですの。」
ミントさんの耳は〜?
「私の耳は私のですわ。外野は黙っていて欲しいですの。」
それにしても、ミントさんも、身長が大きなりましたね〜。
スリーサイズも、バランスのよいB:73 W:46 H:67まさに理想的な体型。 
「はいお次は、あたし、フォルテ・シュトーレンさ。階級は大佐。ハイパートリガーのパイロットさ。一応エンジェル隊のリーダーだ。」
姉御カッコ良い〜。
「ありがとさん。でも姉御は止めな。眉間に穴があくよ!!
ひえ〜〜〜。
「ヴァニラ・アッシュです・・・。リザレクト・スターに搭乗します・・・。中佐です・・・。この子も・・・ウギウギもよろしく。」
ヴァニラさんかあ〜〜い〜〜〜。
「よしエンジェル隊の紹介も終わったようだし、俺の紹介もやろう。
俺の名はタクト・ブラマンシュ。階級は元帥で役職は白き月最高司令長官だ。
そして、エンジェル隊を統括する、司令官でもある。」
「偉くなっちまいやがってこの司令官殿め〜。」
「ふぉ、フォルテそんな前の話・・・」
「そんな前か?まだ、たった三年前の話じゃないか。あたし達が皇国を2度も救ったのは。
そして、司令官殿と、ミントの結婚した年じゃないか。」
「そ、そんなことは、覚えている。」(汗
ふふ、あせってるあせってる。
「まあ、タクトさん。忘れていらっしゃったの!?!?
「いや、これは覚えている。」
自信満々に答えるタクト。どうやら恐妻家のようだ。尻に轢かれてるよおいっ。
「そ、それより・・・。」
『ドッガ〜ン』
「なんだ敵襲か?」
『エマージェンシーコール、エマージェンシーコール』
「エンジェル隊は各自格納庫へ向かってください。」
「皆行ってくれ。スターエンジェル隊は残れ。いきなり実戦は無理だ。」
『了解』
「しかし、エオニアの残党も、もういないってのに・・・ちくしょうめ、シャトヤーン様の懸念があたったってことか。」