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〜another stories〜




シアン=メシアヌス篇

エピローグ



その後俺は、オッサンに仲間の埋葬を頼んだ。
オッサンは「もちろんだ。」と言い、快く埋葬をやってくれた。
そのとき、不思議なことがあった。
ロイ,アレル,ポカフの遺体はあったが、イーアの遺体が発見できなかったのだ。
あいつが逃げるようなマネはしないはず。
オッサンは、「あらかた、爆弾に吹き飛ばされたんじゃろう…。」と言った。
確かに、数人ほど爆弾を使うやつらがいた。
だから俺は、その説を信じることにした。

そして俺は、惑星(ほし)に別れを告げ、オッサンのもとで、
銃などの修行をすることになった。
その際、今までのことと別れるため、新たな人生を迎えるために、結んでいた髪を切った。
修行しつつ、士官学校に通った。
そこになんと、1つ上で
タクト・マイヤーズとレスター・クールダラスが居た。
ちょっとしたことがあって、すぐに仲良くなった。
後輩の俺を、2人は本当に良くしてくれた。
そして、2人は卒業し、俺も1年後に首席で卒業した。

その後、オッサンと共にトランスバール本星へ飛んだ。
そこで初任務をもらい、辺境の惑星へと行くことに。
任務内容は、その惑星の治安を良くすること。
その惑星は、あるグループがいるせいで、治安が悪いという。
つまり、そのグループを潰せば、治安は自然に良くなるということだ。
俺は、若干ワクワクしながら、旅立った。
そのときの俺の年令…19才。

ここは、任務先の惑星に向かう艦の中。
その中の1つの椅子に、座っているシアン。
右腰にブラックメタリックの銃が眠っているホルスター。
腹部より少し下のところに、もう1つシルバーメタリックの銃が、
ホルスターの中に眠っている。
それを取り出す。
シアン:「オッサン…。この任務、成功させてやるよ。
このあんたにもらった銃を使いつつな!」
銃を眺めつつ呟いた。
そして―
シアン:(Now…It's the beginning of the new stage!!
(さぁ…新たな舞台の始まりだな!!)」
そう心の中で叫んだ。


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