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皇国軍VSエンジェル隊(友情の戦い)

ここはいつもの、エンジェルルームしかし、異変がいくつかあった。いったい何が起こったのか、それは三日前の事だった。

「では、ミントさん、ヴァニラさんこのロストテクノロジーの回収、お願いしましたよ」

「なんで、私が」

「そろそろ、神に祈りを捧げなければなりません」

「そうですよ、中佐、ヴァニラさんは忙しいんですよ、まぁ、どっかのジャンクフード大好き女は暇でしょうけど」

「ノーマッドさん、それはどなたのことですの」

そして、ミントがノーマッドに制裁を与え終わった時には、ヴァニラのお祈りも終わり、二人は仕方なく、任務に行く事になった。

「もぉ、この任務が終わったら休暇でも頂かないと、気が済みませんわ」

ミントがここまで怒るのも理由があった。実は、彼女とヴァニラ以外のエンジェル隊の隊員は皆、遊びに出かけていたのだ。ミルフィーユは師匠の働いてるケーキショップの手伝い、ランファは合コン、フォルテは重火器の買出しに行ってしまっていた。ミントも今日はきぐるみを見にいく予定だったが、抜け出す寸前に、ウォルコットに捕まったのだった。

「ほんと、今日はついてませんわ、ヴァニラさんは辛くないんですの?」

「それが仕事なので」

「はぁ、いいですわね」

「ちょっと、ミントさん、ヴァニラさんだって暇じゃないと言ったばかりじゃないですか、これだから、物分りの悪い人は・・・・・・」

「あら、ノーマッドさん何かおっしゃいましたか?」

ミントの顔はいつも以上に笑っていた。

「な、なんでもないですよ」

「まぁ、いいですわ、さっさとお仕事を終わらせましょう、ねぇ、ヴァニラさん」

「了解」

そして、二人はロストテクノロジーがあるらしき場所に到着した。そして、やけにあっさりと回収に成功したのだった。

「ふぅ、今回の任務は楽でしたわね」

「はい」

「やっぱり、どっかの天然娘がいないと早く仕事がかたずきますねぇ、ヴァニラさん」

「悪口は駄目」

「あぁ、ヴァニラさんなんて優しいんだ、それに比べて、あのいつも、ニコニコ笑ってるのあの女は」

「あら、ノーマッドさん、また何かおっしゃいました」

「いやだなぁ、ミントさん私は何も」

「それにしても、このロストテクノロジー妙な形をしてますわね」

「これは、クラーク博士と呼ばれる、像に似てるそうです」

「まぁ、ヴァニラさんいつの間にそこまで調べたんですの」

「ノーマッドのおかげです」

「ミントさん、わかりましたか、私の実力」

しかし、そんなことも無視をしながら

「さぁ、基地に着きましたわ」

「中佐、任務完了しましたわ」

「任務完了です」

「ミントさん、ヴァニラさんご苦労様でした、では、報告書を仕上げたら自由にして結構ですよ」

そう、言い残しウォルコットはエンジェルルームを後にした。

「もぉ、中佐ったら私たちにまだ仕事を押し付けるつもりですの」

「ミントさん、愚痴を言ってる暇があるのなら、ヴァニラさんを見習って書き始めたらどうですか」

「あら、ノーマッドさん、私書き始めてますわ」

(相変わらず、早い身のこなし)

「ノーマッドさん、私がテレパスを使えるのをお忘れで」

ノーマッドは再び、ミントの制裁を受けた。そして、その日の夜

「あら、私としたことがそろそろ、神に祈りを捧げないといけませんね」

そう言うとミントは祈りを捧げ始めた。同時刻ヴァニラの部屋では

「ヴァニラさん、何をしてるんですか?」

「きぐるみ」

ノーマッドは声にならない叫びをあげた、その叫びを聞いたミント以外の隊員がヴァニラの部屋にさっとうした。そして、その光景を見たエンジェル隊はその場に凍りついた。なんと、ヴァニラがきぐるみを着ながら、駄菓子を食していた。

「皆さん、どうかしましたか?」

その、ヴァニラの質問にさらに、彼女らは凍りついた。

「あれ、ミントさんがいませんね」

珍しく、ミルフィーユが気づいた。

「おい、ランファちょっとミントの部屋に様子を見に行ってくれないか」

「わかりました、フォルテさん」

そして、ミントの部屋の方向から、ランファの声にならない叫びが聞こえてきた。

「ランファどうした」

「ミ、ミントが・・・・」

「もう、ランファさんなんですの、今、神に祈りを捧げる時間なんですから、少し静かにしていただけませんか」

それを、聞いた後から来たエンジェル隊は再びその場で凍りついた。と、その時、ウォルコットが彼女らの元へ走ってきた。彼女らは「またか」と思ったが、事態は以外に重かった。

「みんさ〜ん、た、大変なんです」

「中佐、こっちは十分大変だよ」

「やはり、起きてしまいましたか」

そして、フォルテから一通りの事情を聞くと、ウォルコットは確信した。

「やはり、これは今日、ヴァニラさんとミントさんに回収に行ってもらったロストテクノロジーの影響です。多分、みなさんも三日後には同じように、趣味が入れ替わると考えてもおかしくないでしょう」

また、彼女らは凍りついた。そして

「よーし、そんなロストテクノロジーはこのフォルテ様が木端微塵に破壊してやろうじゃないか」

「フォルテさん、残念ながらあの、ロストテクノロジーを壊す方法はないんですよ」

「なんでだよ、中佐」

「実は、あのロストテクロジーの耐久度は太陽の熱でも破壊できない代物でして」

フォルテは凍りついた。

「じゃあ、捨てるのはどう」

「それが、あのロストテクノロジーは目的を達成するまで、その場から消えているんです。そして、達成された時、消滅する仕組みになってるのです。とりあえず、皆さん、目的達成がんばってください」

「ちょっと、中佐も巻き添え食うんじゃないの」

「あぁ、あれは女性にしか効果を及ぼしません」

「ちょっと待て、中佐」

「なんですか、フォルテさん」

「やけに詳しすぎはしないか、今日回収されたはずのロストテクノロジーのはずなのに」

「あっ、ちょっと中佐どういうことなんですか」

「うっ、それは」

「中佐」

ウォルコットによると事情はこうだった。この、ロストテクノロジー回収の任務は皇国がエンジェル隊に試練を与えるために、用意したものだった。そして、このロストテクノロジーの試練とは、このロステクノロジーは五人一グループの女性チームに感染する、そして、その中から四人の趣味を交互に入れ替える、そして、残った一人が元の彼女たちの方がいいとロストテクノロジーに願いを込め、合言葉を唱える。以上が、このロストテクノロジーの詳細だった。

丁度、ウォルコットがフォルトとランファから制裁を受け、この情報だけ吐き、ウォルコットはその場に倒れた。

「どうします、フォルテさん」

「この際、なるようになるか」

「それでいいですか、フォルテさん」

「私は、かまわないよ」

「じゃあ、私も覚悟を決めるわ」

二人が決心を固めたとき

「あれ、ミルフィーは」

「ほんとだ、あの子どこへ行ったんだろうね」

「フォルテさーん、ランファさーん」

彼女は、ヴァニラの部屋から手を振っていた。

「何、やってるんだい、ミルフィー」

「そうよ、何してるのよ、あんた」

「ふぁふぁひでふか、ふぁふぁひ、ふぁにらふぁんからふぁがしをわふぁけてふぉらって」

(私ですか、私、ヴァニラさんから駄菓子分けてもらって)

「そんで、ここで食ってたてわけかい」

「ふぉーです」

(そうです)

「どうでもいいけど、あんた食べてから話なさい」

「ふぁーい」

(はーい)

それだけ、いい終えると、フォルテは一応ミルフィーに事情を話した。すると、やっぱりと思わせる解答が帰ってきた。

「面白そうですね」

フォルテとランファは同時にミルフィーユが、趣味が入れ替わらず、解く役に回ってほしくないと、そして、翌日

「おい、ミント何してんだ、一体」

ミントはエンジェルルームにあるものを次々と破壊していった。

「本日、私、器物を破壊する日ですの」

そういうと、再び破壊し始めた。そのころ、ヴァニラは

「皆さん、私は用事があるので、少しの間失礼します」

「あぁ、ヴァニラ」

「ちょっと、ヴァニラさん何処へ行くんですか」

彼女は、ノーマッドを放置したまま出かけようとしたのであった。

「内緒」

「あぁ、気になります、ついていっちゃだめなんですか、ヴァニラさん」

「ダメ」

そう言うと、彼女は行ってしまった。彼女が何処へ行ったのか、そう、それは昨日ミントが計画し行くことのできなかったイベント、きぐるみのイベントだった。

「ここが、きぐるみショーの会場」

ヴァニラは、その一言だけ残し、会場に行ってしまった。彼女が会場内で何をしてるかは、謎だった。

一方、「器物を破壊する日」のミントはエンジェルルームを半壊させた後、自室へ戻っていった。そして、翌日、ついにフォルテ、ランファ、ミルフィーユにも試練が訪れるときがきた。しかし、恐ろしい事件の始まりに過ぎなかった。この日、ミントとフォルテ、ランファとヴァニラが入れ替わった。つまり、この四人に試練が与えられ、ミルフィーユが解く役に回ってしまったのだった。ウォルコットは自体を重く見た。まず、ミントである。訓練室から、銃声が響き渡っていた。

「うふふ、私にかかれば、あの程度の的」

そして、ウォルコットは試練開放のために、ミルフィーユを訓練室に行かせ、こんなミントは嫌だ。と、思わせようとしたが

「わぁ、ミントさんすごいですね」

と、のん気に誉めるだけだった。次に、ウォルコットは、フォルテの部屋にミルフィーユを連れて行った。そこで、フォルテは、駄菓子片手に晩酌をしていた。

「いやー、駄菓子を食べながらの日本酒は美味い」

と、言っているフォルテに近づいた、ミルフィーユは相変わらずの行動をとった。

「駄菓子おいしそうぉ〜」

「おぉ、ミルフィーも食べるかい」

この事態に、ウォルコットはミルフィーユを有無を言わせず、ミルフィーユをフォルテの部屋から、連れ出し、続いて、ヴァニラの部屋に連れ出した。そこで、ヴァニラは、占いの本を読みそして、雑誌のアイドルに見とれていた。

「ちょっと、ヴァニラさん、そんな男のどこがいいんです」

ノーマッドも必死の説得にあたっていた。しかし

「かっこいい、あっ、私の占いの結果が」

と、まったく聞いてない様子である。ノーマッドは生気を失い、その場に崩れた。もちろん、ミルフィーユもこの光景を見ていたが、ヴァニラの占い結果を気にしているようなので、ランファの部屋に彼女を連れて行った。ランファはというと、十字架を片手に、片膝をつき、祈りを捧げている様だった。この様子を見てもミルフィーユは、「ランファってXXXX教なんだぁ〜」と言うだけだった。そして、ミルフィーユは彼女らに戻ってほしいという意思はないようだった。そして、それから、入れ変わりは、続いた、ミントが宗教信仰にふけったり、射撃の訓練をしたり、アイドル雑誌の男性に恋をしたり、して、ついに入れ替わりは一周した。この後の彼女らの運命は・・・・・・・・・

 

 

 

雪射のボヤキ

あぁ、またネタ切れで、投げてしまった(反省中)