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第三話 いきなりの陽『動』作戦




第三話 いきなりの陽『動』作戦

ディアボロス旗艦ヴァルムンク ブリッジ
そこには天使達が集まっていた。

「「陽動作戦!!」」

ブリッジ内に天使たちの大声が響きわたる。

「いくらなんでも急すぎるじゃないか!?」
「そうだよ〜敵の艦隊は過去最大クラスだって言うじゃない〜」

ディアボロスはモニターを表示する。

「現在、皇国軍各方面軍連合部隊はガロムの星系の小惑星隊を利用して相手の行動上手く封じている。
そこで一気にやつらの勢いを止めるのにもっとも効果的な作戦だ。
皇国連合軍は現状の位置のまま敵艦隊と戦い続けてもらい、我々黒き翼がステルス状態により側面を突く。」
「へ〜、連合軍全てを囮に使うなんて大胆。」
「リディアさん陽動作戦ってなんですか?」

ティファはおやつの途中だったのか手にフルーツポンチを持ったままだった。

「う〜ん、そうだね。」

リディアは突然ティファの後ろを指した。
反射的に振り向くティファ。
そしてもとに戻ると…

「あ〜てっぺんのさくらんぼが〜」
「こういうこと…かな?」

さくらんぼをヒョイっと口の中に入れるリディアであった。

「あ〜そこの二人なにやっているんだ?
まあいい、詳しい説明をするぞ。今度はよく聞いておけよ。」

「「は〜い」」

ディアボロスは別のモニターを表示する。

「ポイントY284にドライブアウト後ステルス形態をとりポイントY286まで移動。
その後、ステルス解除と同時にヴァルムンクを急速エネルギーチャージし主砲を発射。
それと同時に紋章機部隊も出撃。
各艦隊は突針陣形にて一気に敵の旗艦を目掛けて一直線だ。
攻撃終了後はその流れのまま一気に突き抜ける。
あくまでこの作戦の目的は相手への威嚇とかく乱だ。
深追いは絶対にするなよ。残念ながら今の戦力じゃまともにやってやりあえる相手じゃない。
次に紋章機部隊のフォーメーションについて説明する。」

次の画面が表示される。

「先頭にムーンライトミラージュ。その後続にワイヤートゥワイン、右翼にダブルフェイス、左翼にシューティングスター。
そして最後尾にライトスナイパーだ。
先頭のムーンライトミラージュは前方からくる攻撃の全てを攻撃から他の紋章機を守ること。
できるな?キュウィー、リティ。」
「任せろ。」
「頑張ります。」
「次に両翼のダブルフェイス、シューティングスターは前方、ならびに左右の敵の迎撃だ。」
「了解です。」
「それもいいかも。」
「最後尾のライトスナイパーはダブルフェイスとシューティングスターの後方援護だ。」
「うん。わかったよ〜」
「私はどうするんだい?」
「ああ、レモネス。今回の作戦はお前がカギになる。」
「へ?」

新たな画面が表示される。
全長30mはあろうか巨大な刃だ。
よく見るとその後部には一本のワイヤーが取り付けられていた。

「これは一体…」
「ああ、これか。以前黒き翼で実験で使っていた兵器だ。
通称テラブレイカー。
この刃を敵艦に打ち込み電流を送ることで内部の発電装置が動く。
それによって超々特高圧の電圧を発生させる。
これにより敵旗艦を撃破する寸法だ。
ただし、これは使い捨ての兵器だ。二発目は無いぞ。」
「とんでも無いものを用意してきたものだね。」
「まあ、これぐらいは無いとアイツらとは張り合えないからな。」
「責任重大だね。」
「やってやろうじゃないか!決めてやるよ!」
「そういえば今回の作戦名だが、瞬時に強襲しテラブレイカー打ち込む。
その俊敏でありテラブレイカーの雷撃から雷鳴作戦と呼んでいる。」
「雷鳴作戦ね〜なかなかカッコイイじゃん〜」

シナモはディアボロスに向けてシャッターを切る。

「まあな。俺様のセンスってやつさ。」




「あれ、私は?」

ティファは自分の名前も自分の紋章機の名前も呼ばれていないこと気が付いた。

「ああ、ティファは今回見学だけだ。」
「ええ〜〜!!」
「まあ、もっと普通の作戦なら出す予定だったんだが。戦況的に今回はパスだ。」
「う〜どうして〜」
「仲間達の戦い方を見るのも勉強だぞ。」
「わかった。皆、私の分も頑張ってね。」
「まあ、任せておいて。」

「それでは各員配置につけ、そろそろ作戦宙域に入る。」
「「「了解!」」」

天使達とキュウィー達は格納庫へと向かった。



「あの時戦ったことのある紋章機もあるな。」
「そうですね。キュウィー様。」

そんな時パイロットスーツを着たレモネスはキュウィー達に話しかける。

「へ〜あの時の紋章機に乗っていたのがあんた達だったとはね。」
「ん?なんだお前は?」
「キュウィー様、ワイヤートゥワインのパイロットのレモネス・フローラルさんですよ。」

すると後ろから突如、声が聞こえた。

「そっちのリティちゃんの方が賢いみたいね。」

キュウィーが後ろを振り向くとニッコリと微笑むリディアがいた。

「いつの間に。気配感じなかったぞ。」
「さっきからそこにおられましたよ。」
「へ〜私の気配を感じられるんだ〜まだまだ修行不足だったかな?」

「黒き翼にも紋章機があるって聞いたから見に来たんだけど。まさかパイロットが男だなんて。」
「男のパイロットは珍しいのか?」
「はい。紋章機のパイロットのほとんどは女性ですから。
男の紋章機乗りの話は昔からあまり聞いたことありません。」

シーラはキュウィーの問いに答えた。
実際、紋章機乗りの9割以上は女性であるという事実もあり、男の紋章機乗りは極めて貴重みたいであった。
そんな話をシーラとレモネスがしている横でリティとリディアは…

「リティちゃんのこの耳は本物?」
「きゃ。」

リディアはリティの耳を掴んでみる。

「あんまり引っ張らないで下さい…」
「かっわいい〜」

思わず抱きしめるリディアであった。

「なになに〜シナモにも触らせてよ〜」

「おいおい、リティはオモチャじゃないんだ。それぐらいにしておけよ。」

「ちぇ〜」

舌打ちするシナモであった。

そんな時ブリッジよりディアボロスから通信が入る。

『おい!お前らそろそろ作戦開始時間になるぞ。早く自分の紋章機に乗り込め!!』



戻ってブリッジ。

「全艦ドライブアウト完了しました。これよりステルスモードにてポイントY286へ移動します。」
「よし!その間に艦列を整えるぞ。」
「了解しました。」
「紋章機部隊の状況は?」
「いつでも出撃できます。」
「やっとか。全く…少しは軍人としての意識はないのか?」
「昔から天使達はああいう感じだって聞きますから。それに、指令も人のこと言えないのではありませんか?」
「はは、似たもの同士か。うまいこと言うなお前。」


突然オペレーター席の一つからティファがディアボロスに話しかけた。

「ディアちゃん〜ここに座っていればいいの?」
「ディアちゃん?」
「あれ?ディアボロスって名前でしたよね?だからディアちゃん。」
「ま、まあそれもいいか。」
「ところでディアちゃん?これどうすればいいの?」

ティファのところのモニターに、エラーのメッセージが表示されていた。

「おい!オマエなにをしたんだ!?」
「えっ?適当にボタンを押したら何かでちゃった。」
「は〜。ティファはそこに座って周囲の様子を見ていればいい。絶対にコンソールには触るなよ!」
「は〜い。」


その時、ブリッジ内に軽いアラーム音が鳴り響いた。

「作戦開始まであと5分を切りました。」
「おう、もうそんな時間か。なら、いつもの頼むぞ。」
「了解!」

オペレーターは全艦に対して通信を開いた。


戻って格納庫。

「全周囲放送?一体何を始めるつもりだ?」

『黒き翼の諸君。司令官ディアボロス・ドイステルベルグより一言ある。
今から行う作戦は正直辛い戦いになるだろう。
だが!われら黒き翼は我らの信じるものの為に戦おうではないか!!』

ディアボロスは大きく息を飲み込むと…

『我ら黒き翼の心得!!』

「まさか…」
キュウィーは嫌な予感を感じていた。

『「初志貫徹」「質実剛健」「戦場帰還」
そして「家族の笑顔」だ!!』

「アレは本気だったのかよ。」

思わず呆れかえるキュウィーであった。
しかし、そのキュウィーの反応とはうって変わりその他は…

「面白いことを言う司令さんですね。」
「家族の笑顔か。いいこと言うじゃないか!」
「なんだかやる気が出てきたぞ〜」
「任務了解です…わね。」

なぜか天使達のテンションも確実に上がっていた。

「なんでだ?」

疑問に思うキュウィーであった。

『雷鳴作戦開始!!』

ディアボロスの合図と同時に黒き翼の艦隊は次々とステルスを解除する。

「エネルギー急速チャージ完了!」
「よし!ダブルハイパーキャノン発射!!」

そしてヴァルムンクの先端の2門の砲台より強力なビーム砲が放たれる。
それは一気に前方の敵艦隊を薙ぎ払う。

「よし!!紋章機部隊発進だ!!」



ヴァルムンクの格納庫が開く。

「キュウィー・アンティーク、ムーンライトミラージュ発進するぜ!」
「シーラ・マンゴー。シューティングスター行きます。」
「レモネス・フローラル。ワイヤートゥワインいくよ!」
「シナモ・ドルチェル。ライトスナイパー発進だよ〜」
「リディア・デリカッセン。ダブルフェイス。いきましょうか?」

そして5機の紋章機は宇宙へと飛び立った。

「紋章機部隊の発進を確認しました。」
「よし!紋章機部隊を中心に突針陣形で突っ切るぞ!!」




アンボルバメント

「4時方向カラ増援!?…速イナ…」

パスティグもまた黒き翼を感知していた.

「ダガ、ソノ戦力デハココマデ来ル事ハ、デキヌ。」

この判断がパスティグにとって深手になるとはパスティグは思う余地はなかった。
それがパスティグの誤算となる。



一方5機の紋章機は…

「まったく、なんて数だ!」
「シールドの出力76%維持。とにかくレモネスさんを援護しましょう。」
「コレだけ敵がいるのならどこに撃ってもあたるんじゃないかな〜」
「そうかも。でも、あの人たちの援護射撃もたいしたものね。」
「ここまで来て私達の紋章機にほとんど傷が無いなんて。」
「あのヴァルムンクって艦、恐ろしいくらいの性能ね。今度の技術資料に役立ちそう。」
「敵旗艦まであと45000。みんな先はまだ長いよ!」
「「了解!」」



ヴァルムンク ブリッジ

「2,3,5,7,9,11時方向レーザーファランク一斉射撃だ!
その後は4番から8番の砲門を開放!
敵を近づけさせるな!」
「了解!」
「他の艦隊の状況は?」
「現在も突針陣形を保ちつつ前進しています。」
「わかった。だがすこし展開の角度が広い。徐々に艦隊の隊列を整えるよう伝達してくれ。」
「了解しました。」
「主砲のエネルギーをチャージは?」
「現在74%までチャージ完了しています。」
「チャージ完了次第発射だ!」
「了解!」
「天使部隊の状況は?」
「今表示します。」

オペレーターはディアボロスの端末に天使部隊のモニターが表示される。

「なるほど。ムーンライトミラージュにつなげてくれ。」
「はい。」

『なんだ、こっちは今戦闘中だぞ!』
「キュウィー。すこし前に出すぎているぞ。お前の目的はあくまでレモネス他、俺様達の防御だ!
それを忘れるなよ!
これだけの攻撃防げるのはお前の紋章機だけなんだからな。頼むぜ。」
『了解しました。司令。キュウィー様も無理は厳禁ですよ。』
『っ、リティが言うなら仕方ないか…了解した。』

キュウィー達の通信が切れるとディアボロスは…

「今度はシナモの方だ。」

『司令いきなりなんだよ〜』
「シナモすこし遅れている。このままだと隊列が崩れる。」
『そんなことわかっているよ〜大体敵が多すぎるよ〜』
「まずは隊列を整えることを考えろ!雑魚はこっちの方で何とかする。」
『ほんと?』
「あったりまえだ!俺様を誰だと思っている。」
『わかったよ!隊列を整えるまでの時間稼ぎよろしくだよ〜』
「任せておけ!」

そしてシナモとの通信が切れる。

するとオペレーター席にいるティファがディアボロスに声を掛けた。

「ディアちゃん凄い指揮っぷりだね。」
「当ったり前だ!なにせ俺様は天才だからな。」

実際に周囲の9割以上が敵にも関わらずコレだけの指揮をとることができる司令官は数えるほどしかいない。
さらには

「司令!チャージ完了です!」
「よし!前方の天使達の道を開くぞ!!」


そして紋章機部隊を先頭にディアボロス率いる黒き翼は通常では信じられない速さで進撃を進めた。
作戦開始からわずか43分38秒と言うすさまじい速度で敵の中核へと飛びつくのであった。
そして紋章機部隊。

「みえた!!」
「大きい〜」

モニターに拡大表示された敵の旗艦。
それは他の戦艦に比べ軽く2〜3倍のサイズはあると思われる。

「アレだけデカイ図体なら当て放題だね!」
「一気にいきますわよ。」

フォーメーションを保ちつつ出力を更に上げる5機の紋章機。

「!!アナドッテイタカ…」


「いまだ!!」
「わかっているよ!!コレでも食らいな!!テラブレイカー!!!」

ワイヤートゥワインの下部に取り付けられた巨大な刃がアンモルバメント目掛けて放たれる。
刃はアンモルバメントの液体金属を貫き、艦に深く食い込んだ。

「起動!!」

ワイヤーに電気が送られ、テラブレイカーが発動する。
それと同時にそのワイヤーは切り離される。

テラブレイカーを基点に閃光が周囲に走り回る。
それはまるで真空の宇宙に雷鳴が鳴り響く様であった。

「なんて威力なんだ!?コレじゃ何にも見えない。」
「こんなビックリ兵器があったなんて。」

光が止むと周囲は他の艦隊の爆煙により周囲は確認できない状況だった。

「仕留められたのか?」

「いえ、まだです!」
「リティちゃん?」

爆煙の内部より一筋の黒い閃光が放たれる。

「こいつは!?マイクロブラックホールキャノン!?」
「全出力をシールドへ!!」

ムーンライトミラージュは正面からマイクロブラックホールキャノンを受け止める。

「くっなんて出力だ!!エネルギー量が半端じゃないぜ!これはよ!」
「このままでは持ちません!右のシールドを捨てます!!」

リティは即座に右のシールドに全出力を右側のシールドに集め、マイクロブラックホールキャノンの指向性を変える。
しかし、それと同時に右のシールドは大破する。
そして軌道を外れたブラックホールキャノンはCHAOSの艦隊を瞬時に消滅させる。
その様子に皆は戦慄すら覚えるほどのものであった。

「なんとか防いだか…」
「間一髪。助かりました。」
「敵旗艦は?」

爆煙の中からアンモルバメントが現れる。
しかし、テラブレイカーを受けて所を中心にかなりにダメージを負っていた。

「なんてことだ。アレだけの攻撃を受けて残っているなんて…」

「ア、デル…バ、デル…」

アンモルバメントは淡い緑の光に包まれていく。

「まさか!?修復していく!?」
「ナノマシン!?」

「ER・ズィーヴォ発進準備…」

その時であった。パスティグにクウェンから通信が入る。

『パスティグ。撤退よ。』

クウェンの姿は傷だらけの体であった。

「ナゼダ…」
『あいつがいたのよ!!あの裏切り者が!』
「マサカ…」
『それに例のモノは手に入れた。
スカイパレスこそ落とせなかったけど当初の作戦は成功よ。
あとはサティちゃんに任せてこっちの体制を整えなくちゃ。』
「…了解シタ。」



ヴァルムンク ブリッジ

「敵が撤退していく…」
「今でも向こうがわ戦力の方が格段に上だ。何故だ?
まあ、いい。ならばこっちも引かせてもらうか。」
「いいのですか?」
「ああ、これだけやれば上の連中も俺様の実力を認めざるを得ないさ。」

しかしディアボロスには一つ気がかりがあった。

(キュウィー達の報告にあったはずのサティール・ディアブールと白騎士がいなかった…
何故だ?偶然か?ちっ嫌な予感がするぜ…)


紋章機部隊

「帰還命令!?なんでだ!」
「そうですよ。あと一息で倒せるかもしれないのに。」
『現状の戦力は変わらず敵の方が圧倒的に有利だ。
追撃を仕掛ければこっちの被害がバカにならん!
さっきの攻撃を何度も防げんだろ。』
「まだ左のシールドがある!」
「キュウィー様今のエネルギー残量だと防ぐことは無理です。」
『ほらみろ。作戦は成功したんだ。他の紋章機も損傷はあるのだぞ。
いいから戻って来い』
「…了解した。」


5機はディアボロスの帰還命令に従いヴァルムンクへ戻った。



次回予告
やっほ〜ティファだよ。
これから私達が交代で次回予告するみたい。
ともあれ無事に皆雷鳴作戦を成功させてよかった〜
こんどは私も頑張りたいな。
あれ?次回は…
ええ!!白き月が襲われているって〜!!
どうしよう。きっとディアちゃんが何とかしてくれるよね。
それじゃ次回 太陽と月光 第四話 白き月『襲』撃





雷じいさんの技術講和 第一回 〜テラブレイカーについて〜
おうおう若いのよく来たの〜
何?お前だれだと?いきなり失礼なことを言う奴じゃの。
これだから最近の若い奴らは。
ワシは雷 来文(レイ・ライウェン)。
皆には雷(かみなり)じいさんで通っておる。

第一回の今日はこの話でも使ったテラブレイカーについて説明するぞ。
元は発電装置として使われていたロストテクノロジーを兵器として開発してものである。
前回の実験では500テラXもの電圧を確認できた。
一般家庭で使われているのが100Vじゃからそれの5000000000000倍じゃ。
何?0が多くて読みにくい?
これだから最近の若いものは。
漢字で書くぞ。五兆倍じゃ。
気が遠くなる数字じゃな。まったく。
じゃが今回はH.A.L.O.との相乗効果によりそれ以上の効果を上げたみたいじゃな。
今回の作戦で敵旗艦に大ダメージを与えたみたいじゃからな。
まったくいって紋章機とは面白いものじゃな〜
ただしこれは使い捨ての兵器であり、量産もほぼ不可能であるのじゃ。
ロストテクノロジーが素になっているのじゃから無理は言えんだろう。
そしてもう一つの弱点はその質量じゃ。
今回は宇宙での作戦だったからそれほど気にはならなかったのじゃがコレの質量は尋常な数字ではない。
実際にヴァルムンクもこのテラブレイカーを宇宙で積み込んでいたのじゃ。
こいつをまともに装備して惑星なぞに降りたら紋章機は宙に浮くことなぞ不可能じゃ。

では今日はこれにて終了じゃ。
次回を楽しみにしておれ。

続く
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